移動平均線と実際の価格の乖離性から相場の将来を占うのが「グランビルの法則」。米国のジョセフ・グランビル(Joseph E. Granville)という著名なアナリストが編み出した投資手法で、移動平均線を利用した投資タイミングを紹介している法則として有名です。グランビルの法則は、4つの買い時と4つの売り時から形成されています。
グランビルの法則 8つの売買ポイント
移動平均線を考案したグランビルは、長期移動平均線と株価を組み合わせ、売買のタイミングを計る「グランビルの法則」を考案しました。グランビルの法則には、4つの買いポイントと4つの売りポイントの、計8つの売買ポイントから形成されています。
売買ポイント | 説 明 |
---|---|
![]() |
下落してきた移動平均線が上昇し始め、株価が移動平均線を上抜いたら「買い」 |
![]() |
移動平均線が上昇基調にあって、株価が移動平均線を一時的に下回ったとき「押し目買い」 |
![]() |
株価と移動平均線との乖離が大きくなり株価が下落しても、上昇中の移動平均線とクロスしないまま、再度上昇すれば「買い」 |
![]() |
移動平均線が下落基調にあって、株価が大幅にマイナスへ乖離していれば「買い」 |
![]() |
株価が移動平均線から大幅にプラスへ乖離しているとき「売り」 |
![]() |
株価が上昇基調から下落基調に転じて、移動平均線を下回ってきたら「売り」 |
![]() |
下降中の移動平均線を株価が上回っても、トレンド反転が見込めない場合は「戻り売り」 |
![]() |
株価が下落トレンドにあって、移動平均線を上回れず、再度下落を始めたら「売り」 |