ローソク足(ろーそくあし)は、株価などの相場の値動きを時系列に沿って図表として表す手法の一つ。ローソクチャートともいう。単位期間を定め、単位期間中に初めに付いた値段を始値、最後に付いた値段を終値、最も高い値段を高値、最も安い値段を安値とし、この四種の値段(四本値)をローソクと呼ばれる一本の棒状の図形に作図し、時系列に沿って並べて株価の変動をグラフとして表したものである。ローソクには、始値よりも終値が高い陽線(ようせん)と、始値よりも終値が安い陰線(いんせん)の2種類がある。ローソク一つあたりの期間が一日の場合は日足(ひあし)、一週間の場合は週足(しゅうあし)、一月の場合は月足(つきあし)、一年の場合は年足(ねんあし)と呼ぶ。
(以上 Wikipedia より抜粋 2011/3/30)
ローソク足の仕組み
ローソク足は4本値(始値・終値・高値・安値)を、その名のとおり、ローソクのような形で構成したチャートをいいます。
終値が始値より大きく、白抜きで表現されたものを「陽線」。逆に終値が始値よりも小さく、黒塗りで表現されたものを「陰線」といいます。
また、四角より上に飛び出た線を「上髭」、逆に下に飛び出た線を「下髭」といいます。
ローソク足の歴史
ローソク足は日本を代表するチャートとして、日々の相場の値動きを非常に分かりやすく示してくれています。その歴史は古く、安土桃山時代には「止め足」が生まれ、江戸時代には「いかり足」を使って、米相場を記していたとされています。
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止め足(とめあし)
チャートの中でももっともシンプルなものが、この「止め足」です。一般的には、毎日の「終値」(週・月・年の場合もある)を結んだ折れ線グラフで、株価だけでなく、円相場などにも使われています。
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棒足(ぼうあし)
「棒足」は、一般的に株価の「高値」と「安値」を棒グラフ化したチャートです。「止め足」の進化系ともいえ、相場の上下だけでなく、値動きの振れ幅の大きさもも見てとることができます。
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いかり足(いかりあし)
「棒足」の進化系とされ、始値よりも終値が大きい場合は「↑」、始値よりも終値が小さい場合は「↓」を使って表現され、「棒足」よりも騰落の方向が見てとれるようになりました。
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ローソク足(ろーそくあし)
「陰陽線」とも言われ、現在もっとも使われているチャートです。ローソク足は、投資家の心理を一目で教えてくれる、とても完成度の高いチャートです。
ローソク足の種類
ローソク足の形状から、今後の相場を予測する上で重要な、「投資家心理」を読み取ることができます。ここではいくつかあるローソク足の形状と、その形が意味する株価への影響を説明したいと思います。
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陽線の基本形(ようせんのきほんけい)
【すごく強い】
「上髭」「下髭」が両方ある大陽線で、買い勢力がすごく強い。陽線の基本形。 -
陰線の基本形(いんせんのきほんけい)
【すごく弱い】
「上髭」「下髭」が両方ある大陰線で、売り勢力がすごく強い。陰線の基本形。
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陽の丸坊主(ようのまるぼうず)
【相当強い】
「上髭」「下髭」が両方ない大陽線で、買い勢力が相当強い。 -
陰の丸坊主(いんのまるぼうず)
【相当弱い】
「上髭」「下髭」が両方ない大陰線で、売り勢力が相当強い。
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陽の寄付坊主(ようのよりつきぼうず)
【やや強い】
「下髭」がない大陽線で、買い勢力がやや強い。 -
陰の寄付坊主(いんのよりつきぼうず)
【やや弱い】
「上髭」がない大陰線で、売り勢力がやや強い。
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陽の大引坊主(ようのおおびけぼうず)
【かなり強い】
「上髭」がない大陽線で、買い勢力がかなり強い。 -
陰の大引坊主(いんのおおびけぼうず)
【かなり弱い】
「下髭」がない大陰線で、売り勢力がかなり強い。
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コマ(陽の極線)(ようのきょくせん)
【強気の保ち合い】
実体が短く「上髭」「下髭」が同じくらいの長さで、相場に迷いが多く、保ち合いになることが多い。 -
コマ(陰の極線)(いんのきょくせん)
【弱気の保ち合い】
実体が短く「上髭」「下髭」が同じくらいの長さで、相場に迷いが多く、保ち合いになることが多い。
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カラカサ(陽線)
【上昇暗示】
「下髭」が、短い実体の3倍以上あるローソク足。一時大量売りの下落から、高値に戻しての引けなので上昇を暗示。 -
カラカサ(陰線)
【売り転換・買い転換】
大量売りからの買い上がりが弱く、始値を下回る。高値圏で出れば売り転換。底値圏で出れば買い転換を暗示。
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トンカチ(陽線)
【下落暗示】
大量買いから売り戻り、引けではある程度落ち着いた状態。高値圏で出ると下落の暗示。 -
トンカチ(陰線)
【下落暗示】
大量買いから売り戻り、始値を下回って引けた状態。高値件で出ると売りサイン。
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トンボ
【買い転換・売り転換】
場中大きく下げるが、始値と終値が同じで引けた状態。上昇相場では下落トレンドへ、下落相場では上昇トレンドへの相場転換サイン。 -
トウバ(塔婆)
【買い転換・売り転換】
場中大きく上げるが、始値と終値が同じで引けた状態。上昇相場では下落トレンドへ、下落相場では上昇トレンドへの相場転換サイン。
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十字線(足長同事線)(じゅうじせん)(あしながどうじせん)
【買い転換・売り転換】
「上髭」「下髭」が同じくらいの長さで、始値と終値が同じ。買いと売りが激しく攻防した状態で、相場の転換を暗示する。 -
一本線(4値同事足)(いっぽんせん)(よんねどうじあし)
【買い転換・売り転換】
4本値(始値・終値・高値・安値)がすべて同じで、相場が動かなかった状態。動き出せば相場の転換を暗示する。
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